尾塚水産 粒うに

鹿児島県阿久根産のムラサキウニ

濃厚で上品な味わいのウニの美味しさをストレートに味わうなら、「粒うに」がおすすめです。ムラサキウニ自体が小ぶりですから、その卵巣・精巣のウニも小ぶりになりますが、その分、味はぐっと凝縮されています。
ワサビを少し乗せ、醤油を一滴たらし食べてみて下さい。絶品です。

阿久根のムラサキウニってどんなウニ？

国内で”ウニ”というと、エゾバフンウニとキタムラサキウニが国産ウニのほとんどを占めています。ムラサキウニは、キタムラサキウニ（こちらもムラサキウニと呼ばれたりしています）とは異なる品種で秋田県以南の海に生息。しかし産地が少ないので全国的に流通量も少なく、食通の知るところの価値の高いウニです。そのほとんどが産地で消費されています。

尾塚水産で扱うムラサキウニは、阿久根の豊穣の海の地磯で実る海藻を食べて育ちます。小ぶりですが味は絶品。小さい分、旨味と甘味が凝縮された深い上品な味わいを持つことから、私たちは『鹿児島の花姫うに』と名づけました。「南国鹿児島にこんなに美味しいウニがあるなんて」と、全国の水産業者にも驚かれています。

貴重なムラサキウニ。１日の漁獲量は約30kg

尾塚水産で扱っているムラサキウニは、地元の漁師さんが素潜り漁で採ってきてくださいます。足がつくくらいのまでの深さの岩にいるウニを、シュノーケリングしながら約1メートルの鈎でかき出す伝統的な「あげ捕り」という漁法で漁をします。これは、体をうまく波に乗せないと潜ることができない難しい漁です。

1日に約30Kgを収穫したら、獲りすぎないように潔く漁をやめ岸に上がります。この潔さには脱帽です。地域の水産資源を守り育てていく漁師さん達のお陰で、尾塚水産も生かされています。